脳梗塞@:
危険な夏!こまめに救水
発汗で脱水症状、血液ドロドロ
スポーツニッポン(2008/8/6)
日中の運動×
ぎらぎらと容赦なく照りつける太陽、気温は軽く30度を超し、
モワーツとした熱気が地表を覆う・・・
ええっ、こんな炎天下なのに、ゴルフやウオーキング?
いやいや、いかにお好きでも、
それはやめた方がいい。
なぜなら夏は脳梗塞が大変多い季節。
とりわけ、スポーツやレジャーで汗をかいているときに
倒れる人が少なくないからだ。
夏に脳梗塞が多発する最大の理由・・・それは、
多量の発汗によって体が脱水状態になり、
血液がドロドロになれば、当然血管が詰まりやすくなる。
それで脳梗塞が起こりやすくなるというわけだ
また、この時期は夏バテや睡眠不足に陥りやすく、
体の代謝機能が低下していることも影響している。
さらに、夏は冷房の効いた室内と屋外との温度差が大きい。
この温度差も血管に負担をかけるため、
脳梗塞を起こすリスクの一つに挙げられている。
では、この危険な夏を乗り切るには、
どんな注意を払えばいいのだろう。
阿部メディカルクリニックの阿部聡院長は次のように話す。
「夏の脳梗塞予防で肝心なのは、まず水分補給です。
一日に1.5〜2リットルは水分を取るように心がけてください。
水とスポーツドリンクを半々くらいの割合で取ると、
塩分によって浸透圧が保たれ、より脱水を防ぐことが出来ます。
とりわけ、汗をかく状況下では、こまめな水分補給を
心がけることが大切です。
また、夜、就寝前と朝、起床直後にも
コップ一杯の水を飲む習慣をつけるといいでしょう」
ただし、水分が大切だといっても、アルコールではダメだ。
アルコールは利尿作用が高く、かえって脱水を加速させてしまう。
よくゴルフの後などでビールジョッキを傾けている人がいるが、
これは脳梗塞の予防の上では、大変悪い習慣だということができる。
同様にサウナや温泉などで汗をかいた後の「一杯」も、
なるべく避けたいところだ。
昼寝の習慣○
それと、もし運動をするなら、やはり気温の低い朝夕や室内に
限るべきだ。本来、適度な運動は脳梗塞のリスクを下げるものだが、
夏の日中だけは例外と考えよう。
むしろ、暑い日中は神経をリラックスさせることに
努めた方がいい。
とりわけ昼寝は、脳の血管の緊張をとってくれるおすすめの習慣だ。
ほんの15分程度でも頭がスッキリし、
睡眠不足や疲労感の解消にもなる。
このように、夏場は意図的に「脳の血管に負担をかけない生活」を
心がけるべきなのだ。
なにしろ、脳梗塞は命にかかわるかもしれない病気。
こうした心がけを実践している人と、していない人とでは、
だいぶ寿命に差がつくかもしれない。
首冷却も効果
○・・・夏の日中、どうしてもスポーツや肉体労働を
しなければならない場合は、冷たいタオルやおしぼりを
用意して、こまめに首筋を冷やすといい。
首が冷やされると自律神経の緊張が和らぎ、体温が下がる。
このため、脳梗塞はもちろん、熱中症の予防の為にも
おすすめなのだ。
ポイントは、首の後ろも前も、両方冷やすこと。
こまめな水分摂取とともに、
運動時の習慣としてはいかがだろうか。
(メディカルライター・高橋恭一)
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