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食べてサラサラ「お・さ・か・な・す・き・や・ね」


                スポーツニッポン(2008/8/27)


脳梗塞が多発する夏。

血管に無理な負担をかけないためには、
いったいどんな毎日を過ごすべきなのだろう。

脳梗塞の最終回は、
日常生活での予防のコツを紹介していくことにしよう。

バランスよく

「血管にやさしい生活」------
それが脳梗塞予防の合言葉だ。


脳梗塞とは、簡単に言えば、
血液がドロドロになり、脳の動脈を詰まらせてしまう病気。

だから、血液をなるべくサラサラに保ち、
血管に無理な負担をかけないようなやさしい生活″を
心がけることが大切になるわけだ。

阿部メディカルクリニックの阿部聡院長は、
これについて次のように話している。

「血管にやさしい生活の基本。
それは、まずメタボリックシンドロームや高血圧、糖尿病、
肥満などにならないような生活習慣をみにつけることです。

もう耳にタコができている人もいるかもしれません、
やはり、毎日栄養バランスのいい食事を適量取り、
適度な運動もし(ただし夏の日中は避ける)、
禁煙をし、ストレスを溜め込まない、

といったことがベースになってきます」

これではまるで健康診断の生活指導のようで少々味気ない。

そこで今回は、阿部院長が勧める
「予防法則」を三つ、ご紹介することにしよう。

まず、予防法則そのTは、

血液をサラサラにするために、
「お・さ・か・な・す・き・や・ね」を食事のスローガンにすること。
これは、「お=お茶」、「さ=魚」、「か=海藻」、「な=納豆」、
「す=酢」、「き=キノコ」、「や=野菜」、「ね=ネギ」のこと。

これらはいずれも血流の流れを良くしてくれる、
血管にやさしい食材だ。

もちろん生活習慣病予防のための食品ぞろい。
是非、これを毎日の食事の「基本」に据えるといいだろう。

次に予防法則そのU

これは「水分の出し入れ」についての注意だ。

夏に脳梗塞が多発するのは、
汗を大量にかいて血液がドロドロになるせい。

だから、とにかく汗をかく状況下では、
水分摂取を欠かしてはならない。

「(水分を)出したら入れる」というつもりで、
一日、1.5〜2リットル、寝る前と起床後にも
コップ一杯の水を飲むように心がけて欲しい。

また、入浴の際もミネラルウォーター等を用意し、
水分を摂取しながら入るようにするといいだろう。

さて、法則そのVは、

「ゴールを目指すのではなく、プロセスを楽しむこと」。

とかく脳梗塞を起こすシチュエーションには、
何かに向かって突き進み、神経を集中させているような状況が多い。

つまり、しゃにむにゴールを目指し、
あまりにのめり込みすぎた為に、
血管にストレスがかかってしまうわけだ。

だから、ゴールという「結果」にこだわるよりも、
むしろ、その「プロセス」を楽しむような姿勢が大切なのだ。

プロセスを楽しもうとすれば、気持ちに余裕ができるし、
血管にも、無理がかからない。

それに、肩から余計な力が抜けた分、かえって物事が
うまく運ぶような場合も少なくないのである。

血管にやさしい生活は、気持ちにも生活リズムにも
ゆとり″をもたらしてくれるもの。


是非、皆さんもこれらの「法則」を実践してみてはいかがだろうか。

                      (メディカルライター・高橋恭一)


水分を取りながら、ぬるめの半身浴

よく温泉や健康ランドなどで長時間高温の湯船やサウナに
入っている人を見かけるが、これは脳梗塞予防にとっては
あまりよくない習慣だ。

水分補給なしに大量の汗をかくため、
血液がドロドロになりやすいのだ。

とりわけマズイのが、サウナのあとの水風呂。

急激な温度変化により血管が収縮し、
血管にさらに大きなダメージを与えることになってしまう。

また、自宅での入浴でも、水分補給なしに長時間熱い湯につかるのは、
なるべく避けたい。

おすすめなのは、ぬるめのお湯に20〜30分入る半身浴。

水分を取りながらゆっくりとつかれば、

心も血管も、緊張から解き放たれてリラックスすること請け合いだ。


更年期をすぎたら・・・・・
女性ホルモンがカギ


○・・・女性の場合、更年期を過ぎると、女性ホルモンの低下によって
   コレステロールが増え、それが脳梗塞の原因となっていること
   が多い。だから、女性ホルモンを増やす食材を積極的に
   取るのも脳梗塞予防の一つの手だ。例えば、ザクロや大豆、
   芽キャベツ等は、女性ホルモンを増やす食材として
   知られている。また、大豆イソフラボンやザクロジュース等の
   サプリメントも市販されている。
   こうしたアイテムを利用してみるのもいいだろう。