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脳梗塞を起こさないために

生活習慣を見直そう

脳梗塞を起こさないためには、どのようなことを
心がけたらよいのでしょうか。

何よりも、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満といった
生活習慣病にならないよう、日ごろから注意することが大切です。
生活習慣病が進むと動脈硬化になりやすく、それが脳梗塞に
つながるからです。

生活習慣病の予防は、
まず第一に食生活の見直しです。
高カロリー、高脂肪食になりがちな食事をやめ、
魚や野菜など多種類の素材を使い、
バランスの良い食事を目指しましょう。

適度な運動も大切です。
毎日6000歩〜1万歩の運動を続けると、
同2000歩程度の人に比べ、
生活習慣病のリスクはかなり減るといわれます。

禁煙やストレスの上手な発散も、
重要なポイントです。

再発を予防する

脳梗塞にかかると、発症後10年のうちに約20%の人に
再発が起きています。
以前とは別の部分に新たな梗塞部が生じるのです。

一度、脳梗塞をわずらった人は、
脳梗塞を起こしやすい素地を持っていると言えます。
ですから、積極的に再発の予防策を考える必要があります。

再発予防策のためにまず大切なのが、
先に指摘した生活習慣病です。

同時に、血栓が出来るのを防ぐ薬を服用することも重要です。
血液を固まりにくくする抗血小板薬や抗凝固薬があります。

抗血小板薬としてはアスピリン、塩化チクロピジン、
シロスタドールなどが知られていますが、
それぞれの副作用もきちんと理解して正しく服用しましょう。

心臓にできた血栓が原因となる脳梗塞の場合は、
抗血小板薬よりも作用が強い「ワルファリンカリウム」などの
抗凝固薬が用いられます。

こちらは出血しやすくなるなどの副作用が知られています。

定期検査で病変チェック

再発の兆しがないかどうか、定期的な検査も欠かせません。
検査には次のようなものがあります。

MRI(磁気共鳴画像)検査
   脳の断面を画像化。脳梗塞の検査としては最も有効で、
   無症候の小さな脳梗塞も発見できる。
 
MRA(磁気共鳴血管撮影)検査
   MRIの装置を利用し、脳の血管だけを調べ、
   動脈硬化の進行度を把握する。

頚動脈エコー
   超音波を利用し、頚部の太い血管意動脈硬化が
   起きているかどうかを調べる。


いずれの検査も、痛みは伴いません。
再発のリスクのある人は、一年に一回は検査を
受けるようにしましょう。

また、罹患経験がなく現在は無症状でも、
危険因子を多く抱えている人は、
MRIを中心に検査を行う「脳ドック」を、
3〜5年に一回、受診するとよいでしょう。


費用は5〜10万円で、原則として
健康保険の適用はありません。