うつの思考10パターン
7月4日の読売新聞の
「わたしのうつノート」に
『うつの思考10パターン』というのがありました
@全か無か思考(完全主義)
完全な成功でないと満足できない。
少しでもミスがあると「すべて失敗」と思い込み、全否定する
Aこころの色眼鏡(選択的注目)
良い面は視野に入らず、悪い面だけを見てしまう。
B拡大解釈と過小評価
自分の欠点や失敗を過大にとらえる一方で、
自分の長所や成功をいつも「取るに足らないこと」と
思ってしまう。
C結論の飛躍(恣意的推論)
「きっと〜にちがいない」と根拠に基づかず悲観的な結論を
出す。
D過度の一般化
一つの失敗や嫌な出来事だけを根拠に「何をやっても同じだ」
と結論づけたり、この先もずっとそのことが起きると
考えてしまう。
E自分自身への関連付け(個人化)
問題が起きたとき、様々な理由があるにもかかわらず
「すべて自分のせいでこうなってしまった」と考えてしまう。
F○○すべき思考
何かする時に「○○すべきだ」「○○しなくてはならない」と
必要以上に自分にプレッシャーをかけてしまう。
Gレッテル貼り
ミスをした時に冷静に理由を考えず「ダメ人間」「怠け者」
など否定的なレッテルをはってしまう。
H感情的な決め付け
自分の感情を根拠にして物事を判断してしまう。
Iマイナス思考
なんでもないことやどちらかといえば良いことなのに、
悪くすり替えて、マイナスに考えてしまう。
『うつ病やうつ状態を抱える人は、物事を悲観的に受け取る考え方の癖がある。
それが「うつの思考10パターン」にまとめられている。
こうした考え方の癖に気づき、見直すことで抑うつ感や
不安感の軽減をはかるのが「認知療法」だ。』
とありました。
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うつノートから、「心のかぜ」生じた誤解
8月29日の読売新聞に
「『うつは心のかぜ』という表現が誤解も生んでいる」
という事が書いてありました
「『心のかぜ』という表現は、
誰もがうつ病にかかる可能性があり
また、治せる病気だという意味で、
この10年ほど広く使われるようになった。
一方で、うつ病は軽い病気のようなイメージを与えた。」
とあり、
「『心のかぜ』という表現により、
患者の苦しみが周囲に軽く受け止められるのが問題だという。・・・
「『確かに数ヶ月という短期間で治る人も多く、
かぜ、という表現に妥当な面があるのも事実。
心あたりのある人を病院へ向かわせる効果もあった。
しかし、うつ病も様々で、治りにくい場合があることを
理解する時期に来ている。」
「『心のかぜ』という言葉が、
『心の問題なのだから、気の持ちようで治る』という
誤解を招くこともある。
しかし、うつ病には、
心の病気というよりも、脳の病気の面がある。
脳内の神経と神経を結ぶ神経伝達物質の働きが
乱れた状態だと考えられている。
気の持ちようでは治らない。・・・
「大変な病気だと伝える事は、患者にとっても
医者にとっても、つらいことではある。
しかし、大変だけれども、
根気よく一緒に治療していきましょうという
メッセージを送る事が、
これから大切になってくると思います」とありました。
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葉酸不足でうつに?
神奈川新聞 2008/12/29
神経伝達物質減少が影響か
ビタミンの一種である「葉酸」の血中濃度の低下が、
うつ症状を招く可能性がある。
国立国際医療センター(東京都新宿区)
国際保険医療研究部の南里明子研究員と溝上哲也部長が
そんな研究結果をまとめた。
葉酸は野菜やレバーなどに多く含まれる栄養素。
妊娠初期に不足すると、胎児の神経障害の発生率が
高くなることが知られている。
神経伝達物質の合成やホモシステインという
アミノ酸の代謝にかかわっており、
不足すると神経伝達物質が減るほか、
体内にホモシステインがたまり、
血管や神経が傷つけられることになる。
南里さんらは福岡県の二つの地域の公務員530人を対象に、
葉酸とホモシステインの血中濃度を測った。
同時に質問表を使って、うつ症状の有無を調査。
全体の約三分の一がうつ症状と判定された。
まず葉酸の血中濃度の高さに応じて
全体を四つのグループに分け、うつ症状との関連を分析した。
すると血中濃度が一番低いグループに比べ、
他の三つのグループは、うつ症状の割合が
明らかに低いことが分かった。
次にホモシステインの血中濃度についても同様に分析した。
その結果、葉酸ほど明確な関係はなかったものの、
男性では血中濃度が高いほど、
うつ症状の割合が高いという傾向が見つかった。
溝上部長は
「まだ断定はできないが、葉酸不足が、
うつになりやすい状態をつくっているのではないか。
そうだとすると食事でうつを予防できる可能性がある」
と語る。
今後は、調査した人たちの経過を調べるなどして、
葉酸不足とうつの因果関係をさらに追及する方針だ。
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うつへの天敵 「たいしたことない」
ストレス性疾患@
スポーツニッポン 2009/3/4
頭痛、便秘・・・サイン見逃さず早めに受診
更年期男性注意
気づいたら重症″その前に
「ストレス」は今の社会で最もよく使われる言葉のひとつ。
「ストレス解消」
「ストレスで病気に」などと
悪者扱いされることが多いが、
男性のストレス性疾患に詳しい
大阪大学大学院保健学准教授の石蔵文信医師は、
簡単に言えば「ストレス=緊張」で、なくても困ると説明する。
過剰なストレスはよくないですが、ストレスがない、
つまり緊張しない毎日も心身によくありません。
緊張感を持つことは意欲や生きがいに通じます。
適度なストレスは私たちを健康にしてくれるのです」
ストレスは外部からの刺激とも説明されるが、
重要なのは本人がその刺激をどう受け止めるか。
受けて次第でストレスの度合いは変化する。
「昇進のような喜ばしい出来事でも、その人が強いプレッシャーを
感じればストレス要因になってしまう。
ミドルエイジクライシス″といわれるように、
中高年男性は職場や家庭で様々なストレスにさらされているため、
ストレス性疾患に気をつける必要がありますね」
過剰なストレスを感じると、心身は常に緊張状態に置かれ、
休むことができなくなる。
言ってみれば四六時中、力こぶを作って過ごしているようなもので、
やがて原因不明の肩こりや頭痛、腰痛、不眠、便秘・下痢といった
諸症状に見舞われることになる。
「これらの不定愁訴は、うつ病の危険信号。
急性のうつ病もありますが、更年期男性ではストレスからくる
体調不良が続き、そのことがさらなるストレスとなって、
うつ病や不安障害などの心の病気になるケースが増えています」
プライドを捨て、不調は隠さずに
早く対処すればよさそうなものだが、
男性はプライドや「老いを認めたくない」という
気持ちが邪魔して、不調を隠そうとすることが多い。
普段は明るく振舞っているために、周囲の人が異変に全く気づかない
「ほほ笑みうつ病」になる人もいる。
「私もそうだからよく分かりますが、男性は臆病。
色々理由をつけて病院へ行こうとしないんです。
女性はさっさと病院へ行くので、大事には至らないことが多い。
男性は受診した時には重症化していることが珍しくないため、
もっと早くたいしたことはない″うちに、
周囲の人に相談したり病院へ行ったりしていただきたいですね」
その為にはまず、これといった原因のない冷え・のぼせ、
頭痛、肩こり、腰痛、下痢、風邪をひきやすい、ED(勃起不全)
などの症状とストレスとの関連を理解することが必要だ。
(メディカルライター・四宮規子)
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(男性の)うつチェック
1 いつも雲がかかったように気分が落ち込み、スカッとしない
2 お笑い番組を見ても面白くないし、見たいとも思わない
3 これといって食べたいものがない
4 朝は体が鉛のようで何もする気がしないが、
午後は何とか仕事をこなせる
5 夜中に目が覚め、眠れなくなってしまう
6 自分がいなくなった後の家族や生命保険のことを
ボンヤリ考えたことがある
7 週刊誌のエッチなグラビアを見てもムラムラしなくなった
8 30分以上書類をみていると、ひどく疲れて読み続けられない
9 今までに我慢できた些細なことにいらだつ半面、
怒るべき時に怒れない
10 医者にかかったほうがいいような症状
(頭痛、胃痛、動悸、便秘・下痢、めまい)が二つ以上ある
※ 5つ以上当てはまる人は一度医師に相談を
スポーツニッポン 2009/3/4
体の不調はうつの危険信号!
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定年後は家事を
職場での人間関係や働きすぎによるストレスがよく話題になるが、
定年後、やることがないために、
うつ状態に陥ることもある。
家に閉じこもったり、軽い風邪をきっかけに
病院通いが日課になったり、
一気に老け込む人も少なくない。
ストレスは料理のスパイスと同じ。
ストレスなしの人生は実に味気ないものなのだ。
無理して「趣味を持とう」などと意気込むと、
それがまた、ストレスになりかねないので、
「手始めに家事を覚えてみては」と石蔵医師。
一日中、家でゴロゴロしている夫は妻のストレスになるため、
家事をすれば妻にも喜ばれて、一石二鳥となりそうだ。
スポーツニッポン 2009/3/4
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F子供の春対策(うつ)
読売新聞 2010/3/10
進学や転校・・・特に注意
進学・進級など、春は子供の生活環境が一変することの多い季節だ。
新生活になじめず、悩む子供も少なくない。
今回は「子供のうつ」を取り上げたい。
「10代のうつは決して珍しくない」。
児童精神科医として
「子供のうつ病ってなあに?」(南各社)の著書もある
東京都精神医学総合研究所の猪子香代副参事研究員は強調する。
例えば、希望の学校に進学したものの、人間関係などに
悩む中学生などのケースだ。
日本と比べて実態解明が進むアメリカの調査では、
「10代の3〜8%がうつ」と指摘されている。
猪子研究員は「絶望感から自殺を考える子もいる。
早めの治療が必要」と警鐘を鳴らす。
子供がうつ病かどうかの目安は、
アメリカ精神医学会の診断マニュアル(表参照)にある
九つの症状が参考になる。
特に注意したいのが、
@一日の大半を泣いていたり、「へこんでいる」等と
訴えるなどして、うつ気分が続いている
A自分の好きな趣味を含めて、何をしても楽しくない
の二つ。
少なくとも、このいずれかを含めて5項目が2週間以上続く場合、
うつ病の可能性がある。
この目安に当てはまらなくとも、
@か、Aの状態が2週間続く時は要注意だ。
うつ病は、性格や生活環境など、複合的な要因が複雑に
関係しあって発症すると考えられている。
特に進学、進級、転校、引越し、いじめを体験した時などは
注意が必要だ。
ただし、子供が憂うつそうにしているからといって、
過度に不安になることはない。
「大切なことは、子供のうつ病を知っておくこと」と
猪子研究員は話している。
子供のうつ病が疑われる症状
(以下にうち、少なくとも@、Aのどちらかを含む5項目が
2週間以上続く場合(アメリカ精神医学会の診断マニュアルより)
@うつ気分が続く
A何をしても楽しくない
B急に体重が増減した
C眠れない、または眠りすぎる
Dじっとしていられない、または動けない
E疲れやすい
F自分をダメな子、悪い子だと思う
G集中力がない
H死ぬことを考えている
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うつを見直す・軽い運動で戻った笑顔
読売新聞2010年5月7日
千葉県柏市の女性(36歳)は、昨年夏、
市の広報誌に書かれた案内に目を留めた。
「薬を使わずに治す!」。
内容を読むと、運動で「うつ」の改善を目指すという。
参加してみよう、と思った。
三年前に抑うつ状態と診断されて以来、
抗うつ薬などを飲み続けてきたが、中々回復せず、
休職が続いていた。
「薬以外によい方法はないのかな?」。
そう思い始めたころだった。
このプログラムは、千葉大予防医学センターと
東大生涯スポーツ健康センター(柏市)の共同研究。
昨年9月から半年間、うつ病患者らに運動を続けてもらい、
うつの改善効果を調べた。
参加者は毎週水曜日、東大のセンターで1時間、ペダルをこぐ
ウオーキングや、ハンドルをひねりながら行う自転車こぎなど、
器具を用いた運動に取り組んだ。
どれも筋トレというより、ストレッチのように、ゆっくり
体を伸ばす動作を重視した運動だ。
そして、毎回、「憂うつか」「自分に失望しているか」
「満足か」など21項目の自覚症状を、
0〜3点の4段階の評価で記録した。
女性は、気分の落ち込みなどの点数が、当初は「問題あり」の
レベルだったが、半年後には「問題なし」まで下がった。
以前は家事も全くできない状態だったが、今は炊事や掃除を
こなし、外出する機会も増えた。
復職に向けたリハビリにも取り組み始めた。
「家の中でじっとしていた時は、この先ずっと良くならないのか、
と不安になった。体を動かした方が気分転換になり、
落ち込むことが減りました」と女性。
プログラム終了後も週3回程度、30〜40分のウオーキングをしたり、
毎晩ストレッチをしたりと、運動の習慣を続けている。
20人が参加したが、出席率50%以上は16人。
そのうち9人で評価尺度の点数が改善。
中等症以上の9人中3人でほぼ自覚症状がなくなる効果が確認された。
千葉大教授の清水栄司さん(精神科医)は
「運動には、脳を刺激し、沈んだ気分を持ち上げ、意欲を呼ぶ
可能性がある」と解説する。
軽い運動でも効果が期待できるといい、
「運動嫌いな人でなければ、ぜひ試してほしい」と話す。
にほんでのうつ病治療は、多くが薬物療法から始まるが、
英国の治療指針では、軽症者には運動やカウンセリングなどを
勧めている。
運動指導に当たった東大特任教授の小林寛道さん(運動生理学)も
「回を重ねるごと、参加者の笑顔が増えた」
と実感している。
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Hうつを見直す、脳血液量測り診断補う
2010年5月10日(読売新聞)
「自分は本当にうつ病なのだろうか」
「治療方針は正しいのかしら」
うつ症状がなかなか治らない時、そんな不安を抱く患者や家族は多い。
こうした人たちの申し込みが殺到しているのが、
東大病院(東京・本郷)が2月から始めた
「心の検査入院プログラム」。
6月末まで予約が満杯だ。
目玉は、脳の血液量の変化を測定し、診断に利用する
「光トポグラフィー検査(NIRS)」。
医師の問診によってばらつくこともある精神科の診断に、
客観的な指標を取り入れる試みだ。
昨春、「うつ症状の診断補助」として、
保険診療との併用が可能な先進医療に国から認められた。
NIRSは、ヘルメット型の装置を頭にかぶり、
思いつく言葉を列挙するなど、
物事を考える際の脳血液量の変化を調べる。
群馬大や東大など7施設で共同研究した結果、
健康な人は物事を考え始めると血液量が増えるのに対し、
うつ病では変化が少なく、
統合失調症は変化が出るのが遅い・・・などの特徴が確認できた。
7〜8割の精度で判別できるという。
うつ症状は、うつ病でなくても表れる。
これまで約40人が検査入院したが、血液量の変化が典型的な
うつ病の波形になる人と、そうでない人はほぼ半々だ。
先進医療でのNIRSの費用は1万3000円程度だが、
東大病院のプログラムは7万円かかる。
4日間入院し、病歴を聞き直し、考え方の傾向などを
調べる心理検査も行うからだ。
検査結果は、患者が通っている医療機関に伝えられる。
10歳代にうつ病と診断され、再発を繰り返した30歳代女性は、
脳血液量の変化は健康な人に近かった。
一方、心理検査では、計算や暗記は得意なのに、
状況の変化、前後関係の把握が苦手な傾向が分かった。
この女性のうつ症状は、典型的なうつ病というより、
苦手な業務のある職場で怒られた反応と考えられた。
このため、東大病院精神神経科医師の滝沢龍さんは、
抗うつ薬を減らすことを提案、
「複数の業務が同時進行するといった、変化の激しい職場は
避けたほうがよいのでは」と助言した。
滝沢さんは
「この検査だけで診断できるわけではないが、
診断や治療方針を見直すきっかけになるケースも多い。
特に、薬が効かず治療が長引く患者の場合、
その原因を探る助けになるはず」と期待している。
プログラムの申し込み
7月に予約を再開する。
予約方法の案内はホームページで
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/depts/kokoro/index.html
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Iうつ症状、体にも出る(痛みなどの身体症状)
うつ症状、体にも出る(痛みなどの身体症状)
読売新聞2010年5月28日
頭に硬い輪をはめられ、ぎゅーと締め付けられるような重い感覚だった。
神奈川県相模原市の女性(41)は長女(12)を出産して間もなく、
頭痛に悩まされるようになった。
しばらく市販の頭痛薬を使ったが効果はなく、2002年秋、
知人の紹介で同市の「ゆたかクリニック」名誉院長の
村崎光邦さん(北里大精神科名誉教授)の診察を受けた。
どのように痛むのかを一通り伝えたところ、
村崎さんから意外なことを質問された。
毎日の料理は、どうしていますか」
もともと、お菓子作りが趣味で料理は大好き。
高校卒業後、昼間は働きながら、夜間に専門学校に通い
調理師免許を取得したほどだ。
だが、受信した頃は、料理を作るのも献立を考えるのも
苦痛だった。
毎日お昼を過ぎると、頭の中は、
「夕食、どうしよう」と強い不安でいっぱいになる。
なのに、献立を一品も思いつかない。
台所に立つ気力もわかなかった。
「以前は、とりあえずスーパーに行った事もあったけど、
外出する気にもならない。
夫が自分で料理を作る時は、食欲もないので
布団の中にいます。
中々眠れず、夜中に何度も目が覚めることもあった。
抑うつや不眠などの症状から、
村崎さんは、女性をうつ病と診断した。
うつ病は、脳内の神経伝達物質(セラトニンやノルアドレナリン)が
少なくなり、発症すると考えられている。
これらの物質が不足すると、痛みも感じやすくなるとされる。
うつ病に伴う症状で、不眠と並んで多いのが、
実は痛みだ。
2009年の研究では、うつ病患者約300人のうち
6割が頭や背中、おなかに痛みがあると答えた。
この女性のように、抑うつ気分よりも、
体の痛みの症状を強く訴えて受診するケースもある。
女性は抗うつ薬を服用したところ、
頭痛や抑うつ的な気分も良くなった。
村崎さんは、
「患者も医師も、うつ病は気分の落ち込みや
意欲の低下などの心の病気という印象が強く、
身体的な症状が出ることはあまり知られていない」
と説明する。
内科や整形外科を最初に受診した場合に、
診断や治療の遅れにつながる心配もある。
このため、精神科医と一般開業医が連携し、
うつ病の早期診断と適切な治療につなげようとの
地域的な取り組みも進められている。
【うつ病の主な身体症状】
頭痛、腰痛、肩こり、腹痛、不眠、食欲低下
だるさ、めまい、便秘、下痢
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