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Mr.Ma.Deria
Quinbo Minoza
フイリピン・セブ島 知的障害児学級教師1993年度研修生
セブ島の知的障害者サービス
セブ島を知っていますか?フイリピン諸島の中程、ダイビングの名所として知られる島です。人口は320万人。その50%が貧困層に属し、実質失業率は40%です。
知的障害者サービスは学校で行われています。言い換えれば、制度として位置ついているのは特殊教育だけです。公立小学校の知的障害児学級と教会などが運営する私立の障害児学級があり、生徒数は全部で250人程です。人口を考えれば約1万人の知的障害者が見込まれますからサービスを受けているのは全体の2−3%だと推定されます。
私は、公立小学校知的障害児学級の教師です。私には40人の生徒がいます。年齢は6-32歳、半数が16歳以上です。年齢が高いのは卒業しないからで、卒業しないのはあとのサービスがないからです。家族が働きに出た後家に残った障害者がレイプや暴行の被害に遭うことは日常茶飯事で、保護の意味でも学校が必要です。ただ、いずれ学級がパンクし、彼らを受け入れられない時が来るのは必須です。何とかしなければと思っていた時日本での3ヶ月の研修のチャンスがありました。
ベーカリーを作ろう
日本で親が経営するベーカリーを見た時、「これだ」と思いました。夢があるし、親の協力があれば小さな店をセブ島でできそうです。生徒もきっと好きになる。そう思いました。
でも、甘かったのです。親たちは貧しく、生活に手いっぱいです。そして何より資金。お金もないのに「ベーカリー」なんて夢のような話には誰も乗りません。そして1年。だめかなーと思った時、パートナーシップ・マーケットを知りました。
福祉連盟を通しての呼びかけに、24名、1団体、1企業が手を挙げて下さいました。
パートナーとして建築費と設備費を負担してくださることになったのです。
皆さんと協議の結果、校内の一区画に土地を決め(学校では給食がありませんので、生徒は校内の売店で昼食をとります。この生徒-約7000人-と教師を消費者に見込んだのです。)、1996年2月に工事を始めました。
夢が現実に
4月、私は特殊教育教員になって端m手の卒業式をし、3ヶ月後にベーカリーに就職する3人の生徒を送り出しました。
7月1日。操業を開始しました。ベーカリーでは、4人の職員(パン焼き職人1名、知的障害者3名)が周に日、毎日2,000個のパンを焼き、1個1ペソ(\4.5円)で売ります。販売は、朝9時〜夕方3時。閉店時にはいつも売切れです。もちろん、給料を払っています。週給で、職人−450ペソ、障害者−200ペソ(ちなみに大卒新任教師の月給は3,000ペソ)です。
家族のお荷物だった彼らが、お金を稼ぐようになりました。親の考えも、回りの目も変わるはずです。
パートナーの皆様、本当に有難うございました。
このベーカリーをモデルとして、彼らの生活を広げて行けると私たちは思っています。
パートナーになって下さった皆様
敬称略 ( )は寄付金額−単位千円)
中野哲悟郎(550)、戸館昭吉(500)、富士ゼロックス端数クラブ(100)、(株)富士ゼロックス(100)、大沢田梵子(15)、後藤正子(15)、浅田康裕(10)、石田祥子(10)、石月将子(10)、大渕義博(10)、岡村寿美(10)、吉良知英子(10)、佐藤進(10)、菅原真紀(10)、杉山典恵(10)、長崎祥代(10)、梨本睦子(10)、福島睦美(10)、松田秋乃(10)、盛田信子(10)、安田もも(10)、市ノ渡金作(5)、小笠原みち子(5)、田中明夫(5)、松本義美(5)、浜中久美子(5)
合計¥1,455,500
THANKS AGAIN
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