英語クラス  

   (有)応用数理解析                         数学クラス       


正しい発音を身につけ、予習を通じて辞書を引く習慣をつけ、さらに理解した英文の暗誦と作文を繰り返すことにより、英語らしい言い回しを身につけます。

幼児は聴いたままを発音する

"Good MOrning!" MOrning にアクセントを置いて呼びかけると(アクセントの位置を大文字で示します)"GOOd morning!" 返事をする方はGood にアクセントを置きます。 ついで"How ARE you?"と尋ねると、よほど体調が悪くない限り"Fine." と答えます。いつも"How are you?"ではマンネリなので、気分を変えて"How are you DOing?"と尋ねることもあります。そのときは"Pretty GOOd!" と答えることになってます。"I'm good at something." というのは何かが得意である、という意味ですから"How are you DOing?"に"Pretty GOOd!"と答えるのは誤りのはずですが、とにかくこう答えることになっているのです。
言葉を覚え始めた2歳頃の幼児(アメリカ滞在の日本人)を観察していると、このようなアメリカ人の会話を、発音やアクセントは勿論顔の表情までそのまま真似て喋っているのが分かります。そこには文法はおろか、その文章を構成する個々の母音・子音への分解を考えるというような分析など入り込む余地はありません。

耳のフィルター機能

カメラのレンズに取り付けるフィルターを知っていますね。あるいはオーディオ機器に関連してハイパスフィルターとかローパスフィルターという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
フィルター機能とは、光や音など波を構成している数多くの周波数(或いは波長)成分の内、必要な成分のみを通過させて取り入れ、残りを取り去る機能のことです。それぞれの周波数成分は、光では色に、また音では高さに対応します。紫外線カットフィルターは、可視光線より高い周波数の紫外線を除去するものであり、ハイパスフィルターは、低い周波数の低音を除去して高い周波数の高音を残すものです。
さて、耳は他人の発する声つまり音波から雑音(noise)を取り除き、信号 signal)だけを取り出すフィルター機能をもっているのです。信号と雑音というのは工学用語であり、光や音あるいは電波などの複雑な波に含まれる色々な成分のうち、「意味のある」成分を信号(signal)、その他の不要な成分を雑音(noise)と呼びます。例えば、同じ「おはよう!」と言うにしても、個々人の声(音波)は千差万別です。二つとして同じもののない人々の声から、耳は「おはよう!」という意味のある信号(signal)を抽出する機能があるのです。
この「耳のフィルター機能」は年齢とともに発達します。ところが、この便利な機能が外国語の習得にあたって副作用をもつのです。日本語会話の世界に埋没していると、例えば 幼児期にはっきりと区別することのできたの違いが、加齢とともに雑音(noise)として捨てられてしまうようになるのです。つまり、次第には日本語の「ら行」の子音という信号(signal)に個々人の違いによる雑音(noise)が重なったものとして聞こえてくるのです。因みに、日本人の「ら行」の子音はよりもにずっと近いので、「らりるれろ」は[la li lu le lo]と表記すべきです。
同じ白人といえども、外国人がアメリカに移住して訛りのない英会話ができるようになるには20歳以前に移住する必要があるようです。大学を母国で終えた後アメリカにわたった人々の英語には必ず母国語の訛りを聞き取ることができます。
正しい英語の発音を身につけるには中高生時代は絶好だと言えるでしょう。

日本語と英語のアクセントの位置

一単語の中に母音が沢山ある場合、英語では最後から二番目の母音にアクセントを置くのが基本です。彼らが未知の単語、例えば日本人の姓をローマ字で書いたものに出会ったとき、必ず、田中をtaNAka,大和田をoWAda,久保田をkuBOtaというようにアクセントを置くでしょう?
これに対して日本語では最後から三番目の母音にアクセントを置くのが基本です。田中はTAnaka, 大和田Owada, 久保田KUbotaという風に発音しています。

日本語に子音単独の発音は無い、という誤解

小学校でローマ字を習います。その折に、日本語では「ん」と「っ」以外に子音単独の発音は無いと習ったでしょう? 「く」は常に ku であり、「す」は常に su であり、「つ」は常に tsu であるというわけです。しかし、例えば普通の会話の速さで「徳島」と発音してみましょう。それを自分の耳でよく聞いてみてください。 TOkshima と、つまり「く」を子音単独で k 発音しているのが分かるでしょう?
一単語の中に母音が沢山ある日本語の単語では、アクセントを置く母音の前後に「う段」の音があるときその母音が省略されている例がよくあります。例えば、横須賀は YoKOska と、月は tski と、また岐阜県は GIfken無意識のうちに発音しているでしょう。
横須賀駅の駅名看板の漢字「横須賀」の下には、ローマ字で学習した通り何の躊躇もなく Yokosuka と表記してあります。ここで英語では最後から二番目の母音にアクセントを置くのが基本だということを思い出して下さい。 Yokosuka という綴りを見たアメリカ人は YokoSUka su を強く発音しようとします。ところが Yokosuka と書いた当の日本人がその母音を省いて YokOska と発音しているのですから、横須賀基地にやってきたアメリカ兵はさぞかし面食らっているでしょう。
ここまで日本語をアルファベットで書き表したうち、日本語の「か行」の子音と英語の k は同じ音ですが、例えば「さ行」の子音と英語の s は少し異なる発音です。詳しくは教室で説明します。

英語文の抑揚の基本

助詞を付加することにより文末であることが分かる日本語と異なり、単語の配置が換わるだけの英語では、文末の単語にアクセントを置いて読むあるいは話すことにより、文章が終わることを示します。
ただし、何事にもあるように、いくつかの例外があり、"How are you?", "Do it !" のように最後から二番目の単語にアクセントを置く場合があります。詳しくは教室で説明します。

ちょっと注意すれば簡単に直せる発音

外国語の発音は確かに難しいものもありますが、ちょっと注意すれば簡単に直せるものもたくさんあります。一例を挙げましょう。「風邪をひいている」を英語で"I have (a) cold"と言います。(a)は省略することもある、という意味です。さて 皆さん、"I have cold"と発音してみてください。失礼ながら、90%以上の方の発音はアメリカ人に「電話したよ」と聞こえて、「エッ」という顔をされるでしょう。そうです、カタカナ式にコールドと発音すると"I have called"になるのです。
日本語では王様(おうさま)、横断(おうだん)、農道(のうどう)というようにひらがなではすべて「おう」と表記する一方、カタカナには「オウ」という表記はなくすべて「オー」と書きます。しかし、その発音は両方ともオを伸ばす「オー」という同じ音であり、「オウ」という音は日本語にありません。それに対し、母音の数の多い英語では「オウ」「オー」は「ア」と「イ」くらいに異なる音なのです。
厄介なのはカタカナでは知っているが元の英語の綴りを確かめていない単語をとっさに喋らなければならない場合です。雑貨屋に入ってふと庭に撒水するホースを買いたくなったとします。さてホースの発音は?不用意に「ホース」を注文すると、「旦那、いいサラブレッドがいますぜ」なんてウインクされかねません。そうです、「ホース」は hose(ホウズ)で、馬が horse(ホース)なのです。
次は「エー」「エィ」についてです。日本語では「英語」「映画」「栄光」を「えいご」「えいが」「えいこう」つまり「エイ」と表記していながら、実際には「えーご」「えーが」「えーこう」というように「エー」と発音しています。一方、英語には「エー」という音はないのです。 A は「エー」ではなく「エィ」、mail は「メール」ではなく「メィル」、table は「テーブル」ではなく「テイブル」です(本当は「ティブル」と書きたいところですがこれは ti を表すことになっているので困ります)。このように外来語のカタカナ表記を正確にすれば、生徒諸君も自然に正確な発音をできると思います。あるとき、table を「テイブル」と書くべし、という提案をしたのですが、カタカナ表記マニュアルの確立されている報道・出版業界の方に一蹴されました。
もう一つ大事なのは、erという母音です。term, certain, her などの単語の中に現れるアクセントをおく母音で、bird, first, stir, turn, further, learn のように綴りは ir, ur, ear などに変化することもあります。この母音は日本語にない発音なのでカタカナでは「アー」と書くより仕方ないため、意識して覚えないと身につきません。例えばstar (星)と stir (かき混ぜる)はカタカナで書くと同じ「スター」ですが英語ではこれらは全く異なる母音で、star は口を大きく開けて発音する日本語の「アー」に近い発音であるのに対し、stir はそのer 音で、口をほとんど閉じたままうめくように発音します。このer 音の発音も、中高生はそうと意識すればすぐにできるようになります。耳のフィルター機能の微調整ですむからです。

国語が大事

唐突ですが、数学の文章題を解くにあたっては、問題文という日本語を数式という数学語へ翻訳することがもっとも重要なステップです。例えば連立方程式の文章題は、この数式への翻訳さえできれば後は機械的に解くことができます。さて日本語を数学語へ翻訳する際、日本語と数学(語)のどちらの素養がより重要でしょうか?言うまでもなく数学ですね。
全く同様に、英語を日本語に翻訳する英文和訳という作業にあたっては、英語力よりも日本語能力の方がより重要なのです。つまり、英文の意味を理解したらそこで原文は忘れ、自分の言葉でこなれた良い日本語文をつくるのです。英語の勉強をするためにも国語が大事だというわけです。
日本語能力というほどのこともありませんが、日本語としてこなれた訳にしなくてはならない卑近な例として電話の会話をあげてみます。
"Who's calling please?" は「誰が電話しているのですか、どうぞ」ではなく、「どちらさまですか」でしょうし、"Are you there?" は「あなたはそこにいますか」ではなく、「聞こえてる?」ないしは「聞いてるの?」と訳すべきでしょう。"Get me Interpole! " は「国際刑事警察機構を俺にくれ」であるわけはなく「国際刑事警察機構に繋いでくれ」としなくてはなりません。

仮定法

高校に入ってから英語文法に出てくる仮定法、「事実に反する仮定を表す」などと説明されるといかにも難しい代物のように聞こえます。私は高校で理数系をはじめすばらしい教育を受けさせていただいたと感謝していますが、やはり例外はあるもので英語科だけは惨憺たるものでした。文化祭に訪れたアメリカ人とまともに会話できる先生が一人しかいなかったのは当時としては仕方なかったとしても、教頭を務めていた英語科のボス教諭が「おまえたち高校生の分際で仮定法を使いこなせるようになれるなどと思ったら大間違いだ」と宣言し、ろくに仮定法を教えてくれなかったのだからひどいものです。
日本に滞在している外国人の話す日本語が上手であるか否かの一つの基準は丁寧語を使えるかどうかだと思います。複雑な敬語を駆使することは期待しませんが、「です」「ます」を的確に使えるようになると日本語会話があるレヴェルに達したといえるでしょう。
仮定法の一つの重要な使い途はこの丁寧語なのです。食卓で遠くにあるバターをとってもらいたいとき、仮定法を使わず "Please pass me the butter." と言えば please が入っているので丁寧表現になっていると思いがちですが、これでもやや押し付けがましい感じが残ります。電話での慣用句 "Who's calling please?" が丁寧な言い回しながらもはっきりと要求をしている例でも分かるでしょう。
バターをとってもらうのに「おそれいりますが」「すみませんが」という気持を入れるには "Would (又はCould) you pass me the butter?" という仮定法を使わなければならないのです。つまり、品のある英会話をするために仮定法は必須なのですから、中学の早い時期から習得しておくべきでしょう。その際「事実に反する仮定を表す」などという説明はもちろん無用です。

日本語にない英語の動詞表現の一つは、ある仮定を表現するとき、直接法を用いるか仮定法を用いるかにより、話し手がその仮定する事実が実現可能と考えているか否かを明示できることです。極端なことを言えば、ある仮定文を英訳するためにはその点を著者に確かめないと直接法と仮定法のどちらを使用すべきか判断できない場合もあるはずです。
たとえば私は 実現可能と考えているので直接法で"If the human being discovers a way of living in health forever in this century," と表現しますが、多くの方は仮定法で "If the human being were to discover a way of living in health forever in this century," と書くかもしれません。
仮定法に習熟することにより英語の味わいも深くなるといえるでしょう。

定冠詞 the と不定冠詞 a

名詞に定冠詞 the と不定冠詞 a のどちらをつけるか、悩むことはありませんか? 「その」の時は the で「或る」の時は a だから迷うことはないですか? いえ、実際はそう単純ではありません。
或る鍵穴にピッタリはまる鍵を the right key と書くことには誰も異存ないでしょう。しかし、その the right key 以外のすべての鍵は wrong key なのですからその内の一つ一つは a wrong key とすべきなのではないでしょうか? しかし必ず the wrong key と言います。私はあるとき言語学修士の資格を持ついわば英語教育の専門家のアメリカ人にこの質問をぶつけてみました。すると彼は「そんな質問をされたのは初めてだ」と言うだけで明確な答をしてくれることができませんでした。どうやらアメリカ人も the a のどちらをつけるかを一々考えて決めているのではなく、習慣の教えるままに話しているようなのです。
この問題に対する現在の私の解釈はこうです。鍵穴 Athe right key も鍵穴 B にとっては wrong key になり、鍵穴 Awrong key は鍵穴 B にとってthe right key であるかもしれないしやはり wrong key であるかもしれないのです。つまり、定冠詞 the は或る特定の鍵穴 A を念頭においていること、それにより個々の keythe right key あるいは thewrong key に定まることを示しているのです。
こうして、thea のどちらをつけるかは話し手と聞き手の間の認識のレヴェルに依存していることになります。例えば、英語の授業で first, second などの序数詞には必ず the をつける、と習ったと思いますがそうとは限りません。数学の論文で「第一近似」という言葉を使いますが、いくつかある「第一近似」の一つ、という意味で a first approximation という表現を使います。これも「第一」ということは了解の上でそれぞれの近似法を区別しているのです。

辞書と暗誦

最近の英語の教科書(読本)には 親切にも新出の単語の和訳がついているせいか、予め英和辞典をひいて新出の単語の発音と意味を調べるという予習作業を行う習慣の無い生徒が多いようです。しかも発音記号を習っていないので、辞書を引いても発音が分からないと言います。発音記号は教室でお教えします。
もっと大事なことは一つの英単語と一つの和単語とが完全に
一対一対応することはない、ということです。例えば party という単語には、ざっと、政党、パーティ、一行、関係者、当事者という意味があります。辞書と英文をにらんで、その場合にどれが最も適当なのかを選ぶ作業が重要です。
高校生になったら 小型の英英辞典(アメリカ人の国語辞典)を一冊買いましょう。英和辞典ではどうしてもしっくりこない単語があるのです。例えば、英和辞典で enjoy という単語をひいてみると、「楽しむ」「享受する」と出ています。"He enjoys a modest income." という文章の modest income は「そこそこの収入」という意味ですが、それを「楽しむ」も何か変ですし、「享受する」ではおおげさすぎるでしょう。そこで英英辞典をひいてみると enjoy = have とあっさり説明してあります。「なーんだ」と思うでしょう?
最後になりますが、せっかく英単語を辞書にあたってみても単語単独ではなかなか記憶に留まりません。記憶するには、最低でもフレイズ、できれば文章の形で覚えるのが効果的です。たとえば、put on は着る(身につける)動作、wear は身につけている状態、take off は脱ぐ動作、それらと混同しやすい put off は延期する、と覚えてもなかなか記憶を司る脳神経細胞に定着しません。しかし、put off till tomorrow 明日まで延ばす、なら覚えやすいし、女の子に一度 " Take off everything you are wearing ! " と言われたらその表情も含めて一生忘れないかもしれません。
戸塚理数塾では和訳をして意味をしっかり理解した英文を暗誦することを奨励しています。

中学クラス

中学クラスでは、初めにCDを使用して、日本語にない発音(母音・子音)と混同しやすい発音に注意しながら発音記号を習得し、また英和辞典をひくことにより新出単語の意味と同時に正しい発音ができるようにします。英会話においては、実は、個々の単語の発音よりも文章全体としての抑揚(イントネーション)の方が大事ですので、英語と接し始める当初から正しい抑揚で音読する習慣を身につけます。
readerL.A.Hill : Introductory stories for Reproduction (Oxford University Press)を使用しています。一つの話がA5版で10数行ほどの平易な文章ですが、必ずオチがある楽しいものです。
宿題は次週の新出単語を辞書で調べてくることと、和訳をして意味をしっかり理解した英文の暗誦です。
英文法も中学1年後半から開始します。
学校の定期試験の前など、随時、英語はもちろん数学・理科など他教科についての質問も受け付けます。

高校クラス

高校クラスでは、英文読解、英文法、英作文の三本立てで授業を進めます。
readerL.A.Hill : Elementary stories for Reproduction ,Intermediate stories for Reproduction (Oxford University Press)を使用しています。一つの話がA5版で20行ほどの文章ですが、必ずオチがある楽しいものです。
英文読解、英作文をしつつ、英文の正しい読み方、話し方、個々の単語の発音と文章全体としての抑揚(イントネーション)を習得します。
宿題は次週の新出単語を辞書で調べてくることと、和訳をして意味をしっかり理解した英文の暗誦です。
学校の定期試験の前など、随時、英語はもちろん数学・理科など他教科についての質問も受け付けます。

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