航空機研究室【戦闘機】 戦闘機】【爆撃機】【攻撃機】【偵察機】【輸送機】【その他

航空機研究室トップへ

戦闘機 メッサーシュミットMe262A-1シュワルベ
全長
全幅
総重量
10.58m
12.50m
7045kg
エンジン開発元
エンジン名称
エンジン搭載数
エンジン出力
ユンカース
jumo004B ターボジェットエンジン
2基
900kg
最高速度 870km/h
航続距離 1050km
兵装 R4Mロケット弾*24
Mk108 30mm機関砲*4
乗員 1名
 飛行時の方向安定性はあまり優れてはいませんでしたが、補助翼の効きは良く、失速しにくい構造となってました。降着装置は当初は尾輪式でしたが、量産されてから前輪式に変更され、地上における視界と離陸姿勢が大きく改善されました。しかし、前輪を着陸時に損傷しやすいという欠点もありました。Me262の速度性能は当時の連合軍戦闘機は太刀打ちできないほど高速でしたが、離着陸時は低速で連合軍戦闘機の格好の餌食になることもしばしばありました。
 ユンカース社製のjumo004Bターボジェットエンジンは、当時、連合国で開発されていたエンジンよりも優秀で性能も優れていましたが、連合軍の爆撃でエンジンの品質は安定せず、寿命も非常に短くなってました。
 機首にラインメタル・ボーシッヒ製Mk108 30mm機関砲4門を集中配置し、主翼下にはR4Mロケット弾を24発携行していました。30mm機関砲とR4Mロケット弾の破壊力は凄まじく4発爆撃機も一瞬で葬り去る能力がありましたが、命中性に乏しく大きな戦果を挙げることは困難でした。
 1939年1月、ドイツ航空省はメッサーシュミット社に対してジェットエンジンを搭載した戦闘機の開発を指示しました。当時、ドイツにはBMW製 BMW003と、ユンカース製 jumo004が存在してましたが、どちらも推力が低く設計された機体は双発となってました。
 1941年4月18日に試作初号機のMe262V1が初飛行に成功しましたが、エンジンはジェットエンジンではなくピストンエンジンで、後にBMW003を搭載して再度試験飛行を行いましたが、離陸直後にエンジンが停止して不時着しました。1942年7月に試作3号機のMe262V3はjumo004を搭載して試験飛行を行いジェットエンジンによる初飛行に成功しました。
 1943年5月に100機の量産が発注されましたが、8月に連合軍の大空襲を受けて生産ラインがストップし、工場を疎開させるなど混乱が発生したため、生産が何ヶ月も遅れることになりました。また、1943年の秋になると各地でドイツは守勢となり、連合軍の空襲激化や、ドイツ上層部が戦闘機から戦闘爆撃機への仕様の変更を指示したことにより生産能力が低下し、戦争に影響を与えないまま終戦となりました。
 Me262は世界初の実用ジェット戦闘機で、その設計は戦後のジェットエンジン開発や機体開発に大きな影響を与えました。