九州ア−カイブズA『博多港引揚』戦前と昭和20年代の記録写真集
について



博多港が引揚げ港だったことを知っていますか?
写真と資料で、引揚げを回顧する一冊。

  博多駅からビルの立ち並ぶ大博通りを北に進むと、博多湾沿いに、国際センター、国際会議場、サンパレスホテル&ホール、マリンメッセなどが、一大コンベンションゾーンを構成し、大相撲やアイスショーなどのスポーツ、有名アーチストの音楽イベントや、見本市、世界規模の会議などが開催されている。
 すぐそばには船便としては日本一の旅客数を誇る国際旅客ターミナルがある。
 平和と繁栄の象徴のような臨海地区の、その一角に、赤いモニュメントが立っている。引揚げの記念碑である。
 海の方に、あまり行かない人であっても、福岡のテレビ電波の届くところの人には、土産菓子「博多通りもん」のコマーシャルで、長谷川法世さんが、博多っ子純情のキャラクター少年と話してるところに立っている赤い彫刻と言えばすぐわかる。
 博多港には、戦後、139万人に及ぶ人たちが引揚げてきた。
 139万人。
 この人数は、ちょうど2011年の国勢調査のときの奈良県の人口と同じである。奈良県の人口は、全国都道府県で30位なので、残り17県それぞれの、赤ちゃんから老人まで含めた全人口よりも多い人数である。
 それと同じ数の人々が、戦争が終わって「外地」から、博多港に還ってきた。
 
第1章/戦前、海外の風景 
第2章/慰霊・援護・釜山出発の風景 
第3章/博多港引揚について 
第4章/忘れ得ぬ人々 
第5章/引揚関連資料 
第6章/「引揚港・博多を考える集い」活動報告

写真と資料でみる『博多港引揚』
「引揚げ港・博多を考える会」監修(写真集)
   (遠藤順子)
          
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