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すぐそばには船便としては日本一の旅客数を誇る国際旅客ターミナルがある。 平和と繁栄の象徴のような臨海地区の、その一角に、赤いモニュメントが立っている。引揚げの記念碑である。 海の方に、あまり行かない人であっても、福岡のテレビ電波の届くところの人には、土産菓子「博多通りもん」のコマーシャルで、長谷川法世さんが、博多っ子純情のキャラクター少年と話してるところに立っている赤い彫刻と言えばすぐわかる。 博多港には、戦後、139万人に及ぶ人たちが引揚げてきた。 139万人。 この人数は、ちょうど2011年の国勢調査のときの奈良県の人口と同じである。奈良県の人口は、全国都道府県で30位なので、残り17県それぞれの、赤ちゃんから老人まで含めた全人口よりも多い人数である。 それと同じ数の人々が、戦争が終わって「外地」から、博多港に還ってきた。 第2章/慰霊・援護・釜山出発の風景 第3章/博多港引揚について 第4章/忘れ得ぬ人々 第5章/引揚関連資料 第6章/「引揚港・博多を考える集い」活動報告 写真と資料でみる『博多港引揚』 「引揚げ港・博多を考える会」監修(写真集) |