多くの人が一度くらいは自分の口臭について気にしたことがあると思います。人によっては、口臭を気にするあまり人と会話をするのが苦痛と言う人もいると思います。さて、このホームページでは、この人を悩ます口臭に関する簡単な解説、自分でできる口臭チェック法、また口臭予防の方法まを説明しようと思います。

 口臭とは、読んだまま口から発生する臭いのこと。要は、体臭や腋臭(ワキガ)の口腔バージョンです。2000の厚生省の報告によると口腔内に悩みを持つ人の約14.5%もの人が口臭に関する悩みを持っている、という報告もあります。このように、口臭は多くの人の悩みの種となっていますが、一口に、口臭といっても以下の様に大きく3つに分類されています

生理的口臭 起床時や空腹時に生じる口臭。誰にでもある口臭なのであまり気にしても仕方ありません。
病的口臭 歯科(虫歯、歯周病など)あるいは全身疾患(糖尿病など)によって生じる口臭。歯科疾患によるものが90%を占める。
心因性口臭 実際には口臭がないのに本人だけが気にする自臭症がこの例。精神的に不安定な思春期や更年期に多い。
口臭クリニック
※これ以外に、タバコやにんにくなどの食事や嗜好品による口臭などもある。

 このように、様々な原因によって口臭は生じますがその多くは歯科疾患によって生じます。よって口臭をなくすためには、歯科治療および歯磨きが重要なポイントになります。



〈口臭の分類〉

1.口臭とは?

 
次に自分でできる簡単な口臭診断法を説明します。以下の方法はあくまでも目安なので臨床的な正しい診断は歯科医院でつけてもらって下さい。

チェック法@ コップに自分の息を入れて、自分で臭いチェックする。⇒一番簡単
チェック法A 他人に臭ってもらいチェックする。(家族など)⇒ある意味一番優れた方法。
チェック法B 以下の項目中3個以上該当する人は要注意
  1. 未治療の虫歯が多い。
  2. 歯茎が腫れたり、発赤している。
  3. 歯茎から出血したり、歯がぐらぐらする。
  4. 舌の表面に黄白色の付着物がある。
  5. 口で呼吸している。
  6. 口が乾く。
  7. タバコを吸う。
  8. 口内炎がよくできる。
  9. 鼻が悪い。(上顎洞炎など)
  10. ストレスを感じやすい。
チェック法C 口臭判定を利用する。口臭の原因物質のメチルメルカプタンを測定する口臭判定器が市販されているので利用されても良いと思います。⇒歯科医院の高価な測定器に比べ、正確ではない様ですが家庭で、できる検査として行なってみても良いと思います。

 口臭チェックの一番良い方法は、結局のところ人の嗅覚に頼るのが一番です。チェックCの口臭判定器を利用する方法は、機械によるある程度の定量化を好む人にお勧めです。ただし、この結果はあくまでも目安です。しかし、値段もそんなに高価ではないので試してみるのも良いと思います。最後に、チェック法Bについてですが、2から5までに該当する人は歯周病の可能性があります。6は加齢により誰でも少しは乾燥気味になるのですが、シェーグレン症候群や常用している薬剤による場合もあるので、気になる人は歯科医院あるは大学の歯科・口腔外科を受診すると良いでしょう。

〈自分で口臭チェック〉


ここでは、口臭の原因について詳しく説明しようと思います。

@自浄作用の低下:唾液は口腔内の清掃状態を保つのに関係しています。つまり、唾液が色々なものを洗い流してくれるわけです。口腔乾燥症などで唾液の分泌が低下すると口腔内の清掃効果が低下し口臭が生じます。起床時の生理的口臭は、寝ている間、唾液野分泌量が低下し、さらに唾液の質が粘張性の高いものに変化するためと考えられています。


A
口腔清掃の不良食物の残りかすや歯垢などが長く口腔内に留まると口腔内の細菌による分解が進み口臭物質の産生が進むと考えられている。


B
口腔内疾患虫歯、歯周疾患、口内炎、親知らずの周囲の炎症などがあると口臭を生じ易い。


C舌の清掃不良剥離上皮や白血球、細菌からなる舌苔が舌の表面を覆っていることがある。この舌苔が多く付着すればするほど口臭が強くなる。


D全身疾患口腔にだけ、口臭の原因があるのではなく、色々な疾患が口臭に関連しています。(口臭の原因の多くは口腔内にあります。)以下に口臭を引き起こす疾患を示します。

耳鼻咽喉系疾患 口につながる鼻や喉に臭いを発する感染症や出血、異物、ガンなどがあると口臭を生じろことがあります。 鼻炎、副鼻腔炎、扁桃炎、など
呼吸器系疾患 気管支や肺などにおいても、感染症などがあると、口臭の原因となります。 気管支炎、肺炎、肺がん、肺結核、気管支拡張症など
消化管疾患 胃内容物の逆流があったり、食堂の入り口付近に感染症があると口臭が生じます。 胃食道逆流、幽門狭窄症、胃ガン、食道ガンなど
腎疾患 腎機能が低下している患者では、尿毒物質の尿からの体外への排出がされず、体内に蓄積され、呼気や汗腺から排出され独特の臭いを生じると言われています。 腎機能不全など
肝疾患 様々な口臭原因物質が肝臓で代謝・分解されますが、肝不全の状態では分解が進まず、呼気中に排出されるようになります。 肝硬変、肝ガン、など
糖尿病 糖尿病などでは、呼気中のアセトンの濃度が高くなり、甘い香りを生じます。 糖尿病

〈口臭を生じる全身疾患〉

3.口臭の原因

口臭の原因の多くは口腔内に見られます。よって口臭をなくすためにまず行うことは、口腔内清掃すなわち、歯磨きの徹底と、虫歯や歯周病などの歯科疾患の治療です。後、忘れてならないのが、舌の清掃です。舌表面の汚れは口臭の原因となります。

1.口臭とは?
@歯科疾患の治療 まず、口腔内にある虫歯、歯周病などの疾患を歯科医院で治療してもらいましょう。また、歯垢(歯ぐそ)が石灰化して、固まった歯石は歯垢と同様、口臭の原因となります。歯石は自分で完全に除去することは困難ですから、歯科医院でスケーリング(歯石除去)してもらいましょう。
A歯ブラシ
歯科疾患がない人や治療が済んだ人が次に行うことは正しい歯磨きをすることです。様々なホームページで色んなブラッシングの方法が載っていますが、どの方法で磨いても、大事なことは一つです。1本1本丁寧に磨くこと、これに尽きます。後、歯ブラシだけでは、歯と歯の間は磨けません。そこで、デンタルフロス(糸ようじのこと)を使用することをお勧めします。歯を毎日食後にきちんと磨くだけで、かなりの程度まで、口臭が低下するはずです。
4.口臭予防

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