私が初めてバスーンを手にしてから、かれこれ40年近くになります。その間、学生、演奏家そして指導者といろいろな立場から、バスーンというすばらしい楽器をより多くの人に知ってほしい、その為にはどうすれば良いか考えてきました。
バスーンは独特の音色を持つ木管楽器です。響きは温かくよく通り、しかも広い音域をカバーできる為、独奏や室内楽、日本で盛んな吹奏楽やオーケストラなどいろいろな編成に彩りを添える、必要不可欠な楽器であると私は考えています。
しかし、従来のバスーンは学校などの団体、ましてや個人が簡単に所有する事のできない価格帯のものが殆どでした。また、価格に見合った音色、音程を持たないものも数多くありました。これらがバスーンの普及を妨げる大きな原因である、と私は考えたのです。そして”バスーンは高い、だから普及しない”という常識を覆し、高い品質を持ち、しかも入手し易い価格のバスーンを作るべく10年前ドッペルロアを設立しました。
それから、いろいろな試行錯誤や失敗を繰り返しながらバスーンの製作を続け、現在は始めたばかりの人からプロの演奏家までさまざまなニーズに応えられる数機種を製造販売しています。
海外におきましては、”TAKEDA BASSOON”の名前で世界約30数ヶ国で愛用されるまでになりました。私は、バスーンを愛する多くの皆さんに、ドッペルロアが少しでもお役に立てる事をうれしく思います。 |