ピーリングに関するQ&A
Q1.ピーリングとは、どんな治療法なのですか?
A.皮膚の表面にある角質細胞を除去することにより、皮膚構造の正常化をはかる治療法です。当院では、
フルーツ酸を塗って化学的に処理する方法(ケミカルピーリング)と、ダイヤモンドトーンという医
療器機を用いて物理的に処理する方法の2種類をおこなっています。
Q2.ケミカルピーリングで使われるフルーツ酸とは、どんなものですか?
A.フルーツ酸は果実などに含まれている酸の総称で、代表的なものにグリコール酸、乳酸などがありま
す。当院ではグリコール酸と乳酸を使っています。含有量10%以下の低濃度では、角質の水分保持
機能をたかめる作用があります。角質代謝の亢進、真皮細胞の活性化作用など皮膚構造の正常化をは
かるためには、20%以上の濃度が必要になりますが、化学熱傷の範疇に入るため、原則的に医療機
関で使用されます。当院では、肌の性質にあわせて、20〜30%の濃度で使用しています。
Q3.ダイヤモンドトーンとは、どんなものですか?
A.バキュームの力とダイヤモンドバーの先端に付いているダイヤモンドの粒子により、無痛的に古い角
質を均一に、また短時間で取り除くことができる治療法です。
Q4.器械使用コースとは、どんな方法ですか?
A.「イオントフォレーシス(イオン導入法)」と「ソノフォレーシス(超音波導入法)」という、医療
の分野でも注目されている2つの導入法です。肌に最大限の浸透効果をもたらすトリートメントシス
テムです。
イオントフォレーシス ⇒ 水に溶けやすいビタミンCの分子を直流電流によってイオン化
し、浸透させます。
ソノフォレーシス ⇒ 超音波の振動で皮膚に空洞化を起こし、イオン化できない分子
や、大きい分子(ビタミンAなど)を浸透させます。
Q5.ピーリングが適応となるのは、どんな場合ですか?
A.ケミカルピーリング ⇒ 炎症の強いニキビ・ニキビ痕・毛穴・小じわ・皮膚のくすみ・脂性肌・薄
いシミ
ダイヤモンドトーン ⇒ 軽症のニキビ・ニキビ痕・小じわ・薄いシミ・毛穴の黒ずみ・開いた毛穴
脂性肌・肘膝の堅い角質
Q6.ピーリングは安全な治療法ですか?
A.当院でおこなっているケミカルピーリング&ダイヤモンドトーンは、アメリカで確立された安全な方
法です。ケミカルピーリングで使用している薬剤は、医療機関専用製品で、全米では約70%のシェ
アを誇っています。日本人の肌にあわせて改良も加えられています。また、ダイヤモンドトーンは薬
剤を使用せず機械を用いておこなう治療法なので、あらゆるスキンタイプに対応できる利点がありま
す。皮膚科や形成外科などの医療機関だけでおこなわれる、きわめて安全性の高い方法といえるでし
ょう。
Q7.ピーリングはどんな人でも受けられるのですか?
A.次のような方は、おすすめできません。
1.口唇ヘルペスになって1カ月以内の方
2.ケロイド体質の方
3.妊婦、授乳中の方
4.光感受性をたかめる薬剤を服用中の方(テトラサイクリン系の抗生物質、ニューキノロン系
の抗菌剤など)
上記にあてはまる方でも、医師の診断により施行可能な場合もあります。
Q.何回目から効果があらわれますか?また、いつまでピーリングを続けるのですか?
A.ケミカルピーリング&ダイヤモンドトーンとも、ニキビ肌の場合は10日から2週間に1回、その他
の肌の場合は3〜4週間に1回の間隔で施行します。早い人で1回目から、普通は5〜6回で効果が
あらわれます。1クールを5〜6回とし、そのあとは患者さんと話し合いにより方法を決めていきま
す。効果が出た時点でホームトリートメント製品によるアフターケアが主体となります。サンプルを
用意していますので、ご相談ください。
Q9.ピーリング後のケアはふだんと同じでよいのですか?
A.ピーリング施行後は、紫外線対策(日焼け止めの外用)と保湿が必要になります。また、フルーツ酸
が配合された化粧品・ビタミンA配合の化粧品・プロビタミンCローションを使用すると、ピーリン
グの効果がでやすいとされています。
Q10.ピーリングをした後、どのような変化がおこりますか?
A.数日以内にこまかいかさつきが出る場合と、1週間から10日で同様の変化が出る場合がありますが、
程度が軽いため美容的にみて問題はありません。また、皮膚のくすみが先に改善されるため、一時的
にシミが濃くみえてしまう時期があります。ニキビの治療では、初期の段階で悪化したようにみえる
ことがありますが、ピーリングによる角質除去のための一過性の変化ですので心配ありません。しか
し、古い角質を除去することにより、くすんでハリのなかった肌が健康的で透明感のある肌に甦えり
ます。また、ニキビ痕の修復・老化や紫外線によるシミ・小じわにも効果を発揮します。
Q11.ピーリングでニキビがきれいになった後、再発しないのですか?
A.まったく再発しないわけではありませんが、ピーリングをする前よりもひどくならないことが多いよ
うです。ホームトリートメント製品でケアすることにより再発を少なくすることができます。それで
も症状の悪化をおさえられない場合には、再度ピーリングを受けることになります。